(地域密着型)博愛の園サテライト特養清心館

『サテライト特養清心館』は、特別養護老人ホーム博愛の園を母体とし、地域密着型の小規模の特養として、2017(平成29)年7月に開設しました。
29床全室個室の新型特養で、床は奈良県十津川村の杉板をふんだんに使い、施設の玄関から自宅と同じように素足で過ごせます。3つのユニットが独立しており、食事も各ユニットで異なります。
買い物、調理、掃除、洗濯、洗い物など家事全般を、ケアワーカーがお年寄りに手伝ってもらいながら、地域での暮らしの継続を支援しています。

〒532-0028 大阪市淀川区十三元今里3-1-72 TEL: 06-6889-0013

お知らせNEWS

施設の特徴

365日、毎3食をユニットで調理し、食事作りが日々の暮らしに密接に関わっています。
畳のある床座のデイルームは、横になっても違和感なくくつろげる環境です。
ケアワーカーがお年寄りと一緒に過ごしながら、日々の暮らしを積み上げています。

8つの取り組み

365日、全食ユニットにて調理

管理栄養士の助言を得ながら、お年寄りの食べたいものに出来るだけ応えられるように、ユニットごとにお年寄りと相談して内容を決め、一緒に買い物に行き、ユニットの台所でお年寄りと一緒に調理します。包丁の音、味噌汁の香り、味付けをお願いするなど、出来上がるまでの時間も大切にしています。

日中、施錠はいたしません

フロアやエレベーター、玄関を施錠して、お年寄りを閉じ込めることは不適切と考えています。お年寄りは囚人ではありません。外出や帰宅を強く希望される方には、出来る限り一緒に外出するようにしています。

家具、建具や懐かしい品々

入居の際に、出来るだけご自宅で愛用されていた家具や道具を持ち込んでもらっています。壁にはボンボン時計、ユニットの玄関には京都の古い建具屋で買い付けた扉を置いています。

床座の暮らし

デイルームには畳が敷かれており、自宅と同じように素足で過ごせます。食後に床でゴロンと寝転がっても自然です。床での正座の方が安定される方がおられたり、日々の床からの立ち上がりで足腰がお元気になられた方もいます。

看取りケアの実施

看取りケア(ターミナルケア)を実践しており、終末期を迎えられた時に、入院による治療を望まれるのか、慣れ親しんだ施設で最期まで過ごされるのか、ご本人、ご家族としっかり話し合ったうえで方針をお決めします。

全国の仲間の施設との繋がり

東日本大震災を教訓に、災害時の連携・支援の広域ネットワーク【おたすけネット】の構築に参画しています(西日本事務局担当)。いざという時には全国の仲間の施設から応援があります。

家族会との協力

当施設には家族会があり、施設運営の大きな支えとなっています。同じ家族同士で話し合える場であり、施設に対する応援や要望をいただいています。月に1度は、喫茶コーナーで「G & Bar」(爺安堵婆)を開店し、お酒も入って交流が深まります。【コロナ禍では中止】

動き出しはご本人から

お年寄りが本来出来ていることを、ケアワーカーの過剰な介護でその能力を奪わないように、お年寄りの動き出しを待つように心がけています。そのために、研修において介護の仕方をビデオに撮り、関わり方の改善を図っています。

施設利用基準

●大阪市の被保険者 ●寝たきりや認知症の方で、在宅での介護が困難な方

入居については、原則『要介護3』以上の方となっています。
入居の必要性が高いと認められる優先順位を、毎月入居調整会議にて検討しています。
暮らしの継続という視点から、特にご近所にお住まいの方を優先的に考えています。

施設のご案内

3階建ての建物のうち、清心館は2~3階を利用しています。29床全室個室で、全ての部屋にトイレが設置され、プライバシーへの配慮を行っています。浴室も家庭用の大きさの浴槽に、お一人ずつ入っていただいてます。1階の地域交流スペースでは、ボランティアによる喫茶やカラーセラピー、お茶会や理事長ごはんの日など、多様に活用されています。ウッドデッキがあり、芝生広場につながります。簡単な調理もできる薪ストーブが設置されており、冬の寒い季節には遠赤外線により身体も心も温まります。

  • ユニットの玄関

    ユニットの玄関京都の古い建具屋でできた扉

  • デイルーム

    デイルーム畳が敷かれ素足で過ごせます

  • 庭

    1Fのウッドデッキと芝生の庭

  • 浴室

    浴室個浴ができる浴室

  • 居室

    居室全室が個室

  • 1F地域交流スペース

    1F地域交流スペース薪ストーブがある1F地域交流スペース

フロア階 施設内容
3F 梅ユニット10室
2F 松ユニット10室・竹ユニット9室
1F 事務所・地域交流スペース・相談室・ケアプランセンターはくあい・ヘルパーはくあい・
デイサービスはくあい・児童デイサービスわくわく

各種必要書類は、PDFを下記よりダウンロードしてご利用ください。

施設のご利用料金について

特別養護老人ホームの月額利用料は、入居者本人と扶養義務者(妻・夫・子どもなど)の負担能力に応じて月々の支払額が設定されます。 ※2024(令和6)年8月~

要介護度 1 2 3 4 5
第1段階 ¥51,580
第2段階 ¥54,370
第3段階① ¥87,220
第3段階② ¥109,230
第4段階 ¥161,727 ¥164,424 ¥167,276 ¥170,035 ¥172,701

※2割(3割)負担は、基本的に第4段階のみ。一律、¥175,220

※第1〜3段階の方は、介護度が変わっても負担額は変わりません。

※1ヶ月(31日分)

博愛の園との比較の詳細は、下記のリンクボタンをクリックしPDFをご覧ください。

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施設長あいさつ

「障がいがあっても、認知症になっても、
施設に入っても地域で普通に暮らす」を
目指しています

「こんな特養、見たことないわ。まるで家にいるみたい」と、見学をされた方から感想をいただくことが多いです。
介護保険が始まる2000(平成12)年の春、認知症の方と共に暮らす「グループホーム清心館」が開設されました。定員は9名の1ユニットのみ。小規模ケアのあり方を模索しながら、毎食台所で調理を行い、家庭用浴室での入浴、看取り、施錠しない玄関など、様々な取り組みがなされました。「サテライト特養清心館」は、まさにその集大成です。
ユニットは3つありますが、食事のメニューはユニットごとに違います。お年寄りから夜中に「おうどん食べたい」と言われれば、冷蔵庫のあるものですぐに準備してお出しします。そんな家では当たり前のことを、さりげなく出来るのがこの清心館です。ご近所に住んでおられた方が多く、入居されてもご家族がよく来て下さり、一緒に慣れ親しんだ近隣を散歩されたり、時には自宅で外泊される方もおられます。
「障がいがあっても、認知症になっても、施設に入っても地域で普通に暮らす」を目指しています。

サテライト特養清心館 施設長川田 誠

スタッフあいさつ

馴染みの地域で食べたい物を食べながら
楽しんで暮らせる環境をつくっていきます

サテライト特養「清心館」では、お年寄りがさまざまな理由で出来なくなった事を、施設に入ったからとあきらめずに、自分らしく暮らすことを続けて欲しいという思いで取り組みをしています。
各ユニットでは、ご家族や地域の方から頂いた食器類や座卓、食器棚などを使わせていただくなど、家庭的な雰囲気を大切にしています。昔から知っている物に囲まれて暮らす事が安心感につながると考えており、自宅での暮らしを継続する為に、それぞれのお部屋には出来るだけ馴染みのある使い慣れた家具を持ち込んで頂いているので、その方によって設えも様々です。
食事に関しては「今日食べたい物を、今日食べられるように」と、毎日3食の食事を3ユニットそれぞれで、お年寄りと職員が一緒に毎日の献立を考え、買い物に行き、調理を行っています。買い物や外食など以前に通っていたお店に積極的に出ていく事で、これまでの地域の人との関りを継続し、「介護されているお年寄り」としてではなく「お客さん」としての関わりを持ち続けて頂きたいと思っています。

介護主任 兼 介護支援専門員橘 尚子

施設概要FACILITY

施設名

博愛の園 サテライト特養 清心館(地域密着型)

設置 主体

社会福祉法人 博愛社

理事長

畑野 研太郎

施設長

川田 誠

開設日

2017(平成29)年7月1日

入居 定員

29名(3ユニット)

職員数

31名
施設長1名/介護職員21名(常勤換算約18名)/介護支援専門員1名/相談員1名/看護師6名(常勤換算約3.9名)/管理栄養士1名/事務・管直5名

事業所番号

2799100249

住所

〒532-0028 大阪市淀川区十三元今里3-1-72

連絡先

電話 06-6889-0013 / FAX 06-6889-0018

その他

介護職員等処遇改善加算Ⅰ 取得

アクセスACCESS

阪急電鉄「十三」駅より徒歩約15分
大阪シティバス「十三元今里」「田川通」停留所より約3分